手取川三兄弟
桜舞い散るこの季節、山向こうにあるあのダムばかりクローズアップされて若干影のうすい手取三兄弟(笑)
日曜に家族で金沢に遊びに行くことになったのですが、天気もいいことだし高速を使わずに国道157号をのんびり北上するルートをとることにしました。
ウチの周辺の桜はすでに7分咲き。しかし白山山麓はまだまだ春遠く、桜どころか道路わきに雪がドッカリ残っているくらい。
福井から峠を越え、手取川に沿って下流へ下って行きます。
途中、手取湖にかかる大きな赤い吊り橋を発見!ものすごく立派な橋なんだけど、対岸には廃道といってもいいほど荒れた細い道があるのみ。必要なのか?この橋・・。
更に下流へ進むと手取川ダムに到着。なんと、堤体上にまだ雪が残ってます!
この手取川ダム、堤高が153mもある国内でも有数の巨大ダムで、近所にある有名な御母衣ダムや九頭竜ダムよりも大きいのです。
にもかかわらず知名度がイマイチなのは、災害のためここ数年天端に近寄れなくなっているのと、下流から堤体を眺めることができないためだと思います。(以前下流からアタックしたけど、でっかいゲートにガッツリ阻まれました・・)
まぁ、正直それよりも「公衆に開かれていない」からだと思うのですが。PR施設である石川県手取川総合開発記念館も、ダムよりかなり上流、しかも国道の対岸なんて「かなりのモノ好き」しか行かないような場所にあるし(爆)
それでもこの巨体はちゃんと一般人の目を惹くようで、上の写真を撮影したポイントにはクルマを停めてダムを眺める観光客がちらほら。 ・・何かもったいない気もしますねぇ。
それにしても、このダムの堤体表面の滑らかさには驚嘆します。
ゴツゴツして無骨な御母衣や九頭竜と比べると、スッキリしすぎているくらい平らな表面。
石を積んだ後で、デカいカンナで表面を削ったんかいな?なんて思っちゃうくらい。
こりゃ確かにスノボで滑れるわ~(爆)
ロックフィルにもいろいろと個性があるんだなぁ、ということにようやく気付いたアーチ派のひろ@でしたw
その後、当然のごとく手取川第2、第3に立ち寄ります。
どちらも北電さんのダムらしく「質実剛健」なコンクリートダム。
この飾りっ気の無い武骨さ、そしてどっしり感がいいわぁ~w
余談ですが、この第2ダムと第3ダムの間に、隠れた名所「綿ヶ滝」があるのをご存知でしょうか?
国道沿いではないのでスルーされる人が多いかと思いますが、けっこう絶景なのでオススメ。
第2ダムから1kmくらい走ったトコで川を渡って県道178号へ。
後はその道をずっと走るとキャンプ場があるので、そこから階段を降りると・・
ハイ、どうですかこの豪快な景色♪
水しぶきのおかげでカメラがビタビタですw
数年前の大雨ですぐ近くに土砂崩れがおきてしまい長いこと閉鎖されていましたが、現在は見学可能のようです。
夏場はかなり涼しい気分になれる手取渓谷「綿ヶ滝」
手取川ダム見学の際は是非お立ち寄り下さい。
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