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仙人谷への道 【第1話】

8月31日(月) ~阿曽原への道 その1~

1週間前から毎日天気予報とにらめっこ。女心と秋の天気は変わり易く、コロコロ変わる予報にヤキモキする(泣)
更に、前日に台風が接近していることに気づき焦る焦る。
しかし現地の予報が「31日は曇りのち雨(雨は夕方から)、1日は曇り時々晴」だったので、31日の夕方までに小屋に着けば大丈夫と楽観し、強行を決意。
平日なので深夜割を狙って、朝3時50分に家を出て4時までに高速に入る。

早朝の北陸道を順調に北上していると、金沢辺りからなんと雨がポツポツ降ってきた!
そして富山県内に入ると土砂降りに。ウヒョー(泣)
運転しながら「とりあえず今日は欅平まで行って台風過ぎるまで一晩待とうか」とも考えた。
ブルーな気分で黒部ICに到着。この頃になると嬉しいことに雨はあがり、宇奈月周辺まで来ると路面も乾いていた。どうやら局地的な通り雨だった模様。
そして、一旦萎えた心に気合いを入れて始発のトロッコ列車に乗り込む!

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さて、宇奈月から仙人谷ダムへ日帰りで行くことをほぼ不可能にしている1番の理由はこのトロッコ列車。
どんなに早く宇奈月に着いても列車が動かなければ欅平まで行くことができないので、どう頑張っても欅平を出発する時間が遅くなってしまう。
帰りも同様で、終電を逃してしまうと宇奈月まで戻れなくなってしまう、というワケだ。

Dscf1827

平日の始発、ということで観光客もまばらなトロッコ列車は終点「欅平駅」へ。
駅前の広場へ出ても、周囲には観光客がほんの数人いるだけ。

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予想はしてたけど、バリバリ登山のカッコで来てるのは自分一人w
ま、駅前広場にはほとんど人がいないので全然気にならないけど・・。

準備体操して気合いを入れて9時に出発。駅前広場の奥に目立たずひっそりとある登山口から登り始める。

Dscf1873

 

Photo
いきなり直登350m、つづら折りの急な上り坂を折り返し折り返し登る。見よ、この等高線の幅を! ホントキツかった・・(泣)
 

ふと森の奥に目を向けると、登山道と並んで黒三発電所の水圧鉄管が走っている。

Dscf1876

こんなトコに目が行っちゃうのが、やっぱダムマニアだよね~(笑)
水圧管をじっくり見る余裕など無く心臓破りの直登ルートをヘロヘロになりながら登ること1時間。
 

ようやく水平歩道の始点にキター!!

Dscf1895

水平歩道は欅平から仙人谷までの約13kmを、標高約1100mの等高線に沿って切り開かれている。直線距離にするとそうたいした長さではないのだが、急峻な谷の多い複雑な地形に沿って造られているため、恐ろしく長い距離を歩いて行かなければならなくなっている。ちなみに下の地図は水平歩道の前半部。これだけ歩いてまだ半分なのだ(泣)

Photo_2

 

ココで気合いを入れ直して、さぁ水平歩道よ、かかってこ~い!

Dscf1899
うぉぉ、心の準備をする暇もなくいきなり断崖絶壁じゃあ!

まず真っ先にイメージしたのが、「蜀の桟道」
すげーよココ、思ってた以上に高度感がある!やっぱ現場は写真で見るのとは違うねぇ♪

Dscf1902

崖をくり抜き、鉄板や木材で補強された細い道を歩く歩く。行きは常に左側が谷。(上の写真は振り返って撮った)
水平歩道はほぼ全域にわたって山側にワイヤーが張ってあるので、一応心情的に楽である。下の写真、右手でしっかりワイヤー持ってるでしょw
とはいえ、カラダを預けるには心許ない太さではあるが・・。

Dscf1947

幅1m弱の歩道を歩く歩く、とにかく歩く・・・30分経っても1時間経ってもずっとこんな感じw

Dscf1934

さすがに慣れてきて・・ちょっと飽きてきた(笑)
水平歩道の名の通り、アップダウンはほとんどないので体力的にはかなり楽だし、ちょっと気が緩んできたなぁ。

Dscf1929_2

いや、あぶないあぶない。緊張感が切れるとつまづいて転落ってことになるんで気は抜けない。

Dscf1942 

まぁ対岸に広がる奥鐘山の大岩壁などダイナミックな景色は続くし、

Dscf1911

途中に小さな隧道(蜆谷)があったりとけっこう変化があるのでダレることは無かった。
なによりも左側(崖側)のスースー感というか解放感というか、このスリルが堪らんw
楽しすぎるぞ、この道♪

また、この辺りで2組のパーティーとすれ違った。どちらも剱岳からの下山組で、朝イチに阿曽原小屋を出たそうな。
結局この日、水平歩道ですれ違ったのはこの2組だけだったけどw

Dscf1928

それにしてもこの道、谷向こうの道はすぐ前に見えてるんだけど、谷があまりにも深くて歩いても歩いてもさっき見えた場所に着かない・・。
橋をかけたらあっちゅう間なんだけどなぁw

 

そんなこんなで水平歩道に入って順調に歩くこと1時間半、ついに志合谷に到着。
不安と緊張で胸の鼓動が速くなる。

実は今回の行程で心情的に一番イヤだった場所がココなのだ・・。

   

次回、勇気を振り絞って、独り漆黒の隧道に突入!

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