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2010年2月

仙人谷への道 【第2話】

8月31日(月) ~阿曽原への道 その2~

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「志合谷」
標高約1700mの山から黒部川まで一気に落ちるV字型の深い谷である。
冬期は雪崩の巣でもあるこの谷は、崩落が激しくて道を作っても速攻で流されてしまうため、谷の中に人道トンネルを掘って安全に通れるようにしている。

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上写真の赤い矢印がトンネルの出入口。
しかしこのトンネル、長さが150mもあるうえ中で細かく何度も曲がっているため、少し入るともう外光は遮られ完全な闇。恐ろしいまでの闇だ。
水平歩道を歩く場合、ヘッドランプだけは絶対に忘れるなといわれるゆえん。

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阿曽原側入口から見た欅平側入口である。
洞内の湧水がココから出て、小さな滝となって志合谷に落ちている。

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そして欅平側入口がコレ。独りで突入するの、躊躇するでしょ(笑)

入口でザックからLEDヘッドランプと強力LEDライト(SF-301)を取り出し、心の準備をする。
怖がりなんで、ヘッドランプだけじゃ不安だったのよね(爆)
少しのためらいの後、意を決して11時半にトンネルに突入!

一つ目のカーブを曲がるともう周囲は漆黒の闇、闇、闇。・・怖い、思ってたよりも怖いぞココ!
必然的に歩調は速くなるが、いくら歩いてカーブを曲がっても出口の明かりが見えない。

そして、こんな時に思い出したくなくても思い出してしまうのが、かつてこの志合谷でおきた悲劇。
仙人谷ダム建設中の昭和13年冬、この志合谷で爆風を伴う大雪崩が発生し工事宿舎を吹き飛ばし、84人もの死者を出す大惨事となった。
もうね、「高熱隧道」を何度も読んでるから頭から消すことのできないエピソードなのよ(泣)

雑念を振り払えず、首筋が寒くなる。

怖えェ! 怖すぎるよォォ!!

ということで、黙々と歩くのはあまりにも怖いので大声で歌いながら早足で歩くことにした。
なぜかそこで自然に出てきたフレーズがなんと、
ラランラランラランララーンラララランララン♪
プロジェクトAのテーマを大声で歌いながら、ジャッキー、ユン、サモハンと共に(インマイハート)歩く歩く(爆)

声を出すことで気持ちを奮い立たせることには成功したが、カーブを曲がっても曲がっても出口は見えない。孤独感と恐怖で気持ちが萎えそうになったその時、いきなりモワっと洞内の温度と湿度が上がってメガネが真っ白に。
ひぇぇ!と半分駆け足になって次のカーブを曲がると、おお!明るい!

ようやく出口に辿り着いたものの、このほんの数分間で精神をかなり消耗したチキンな俺(泣)
ザックをおろしてランプをしまいながらホッと一休み。

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上写真は欅平側入口から見た阿曽原側入口(左のほうに黒い穴、見える?)

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そして阿曽原側入口がコレ。帰りにまたココを通らなきゃならないって思うと、今からブルーになるわ・・(泣)

   
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さて、ココまで来てもまだ本日の行程の半分も歩いていない。
よいしょとザックを背負って前を見ると、・・いきなりこんな道w

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志合谷から歩くこと10分、水平歩道で最もスリリングでダイナミックな眺望を楽しむことができるエリア「大太鼓」に到着。これまで水平歩道を5kmも歩いてさすがに慣れてきたといえども、ココだけは別格。
なんという強烈な眺め!
足元からスッパリと落ちる崖は、200m以上下まで遮るものが何も無い。

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対岸には奥鐘山の大岸壁が恐ろしいまでの威圧感を持ってそびえている。

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垂直っていうか、オーバーハングしてるよw 眼下の黒部川の遠いこと遠いこと。

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確かに展望いいけど、絶対に「台」じゃないよねココ(笑)

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いやぁ、なんとまぁ非日常的な景色。
しかも遊園地のアトラクションと違い安全が全く保障されていない、完全自己責任なこのスリルがまたタマラン♪
風の音を聞きながら独り、この絶景をしばし見入る。

  

・・実は、この辺りから明らかに雲の高さが下がってきているのがわかった。

雨が降るとそこらじゅうが滝のようになるそうで、ただでさえ危険な歩道が、滑りやすく超危険な歩道になる。
ここからは雲に急かされるように、写真も撮らずにペースを上げて黙々と歩いた。雨が降り出す前に阿曽原温泉小屋に着かなければ。

1時間後にはオリオ谷の折尾ノ大滝に着いたが、この頃にはもう辺りは完全にガスの中。
まだ13時前だというのに周囲は薄暗く、若干の孤独感に怯えながら黙々と歩道を歩くこととなった。

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次回、単独行がゆえに今回の行程最大の恐怖を味わうことになる!

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仙人谷への道 【第1話】

8月31日(月) ~阿曽原への道 その1~

1週間前から毎日天気予報とにらめっこ。女心と秋の天気は変わり易く、コロコロ変わる予報にヤキモキする(泣)
更に、前日に台風が接近していることに気づき焦る焦る。
しかし現地の予報が「31日は曇りのち雨(雨は夕方から)、1日は曇り時々晴」だったので、31日の夕方までに小屋に着けば大丈夫と楽観し、強行を決意。
平日なので深夜割を狙って、朝3時50分に家を出て4時までに高速に入る。

早朝の北陸道を順調に北上していると、金沢辺りからなんと雨がポツポツ降ってきた!
そして富山県内に入ると土砂降りに。ウヒョー(泣)
運転しながら「とりあえず今日は欅平まで行って台風過ぎるまで一晩待とうか」とも考えた。
ブルーな気分で黒部ICに到着。この頃になると嬉しいことに雨はあがり、宇奈月周辺まで来ると路面も乾いていた。どうやら局地的な通り雨だった模様。
そして、一旦萎えた心に気合いを入れて始発のトロッコ列車に乗り込む!

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さて、宇奈月から仙人谷ダムへ日帰りで行くことをほぼ不可能にしている1番の理由はこのトロッコ列車。
どんなに早く宇奈月に着いても列車が動かなければ欅平まで行くことができないので、どう頑張っても欅平を出発する時間が遅くなってしまう。
帰りも同様で、終電を逃してしまうと宇奈月まで戻れなくなってしまう、というワケだ。

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平日の始発、ということで観光客もまばらなトロッコ列車は終点「欅平駅」へ。
駅前の広場へ出ても、周囲には観光客がほんの数人いるだけ。

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予想はしてたけど、バリバリ登山のカッコで来てるのは自分一人w
ま、駅前広場にはほとんど人がいないので全然気にならないけど・・。

準備体操して気合いを入れて9時に出発。駅前広場の奥に目立たずひっそりとある登山口から登り始める。

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いきなり直登350m、つづら折りの急な上り坂を折り返し折り返し登る。見よ、この等高線の幅を! ホントキツかった・・(泣)
 

ふと森の奥に目を向けると、登山道と並んで黒三発電所の水圧鉄管が走っている。

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こんなトコに目が行っちゃうのが、やっぱダムマニアだよね~(笑)
水圧管をじっくり見る余裕など無く心臓破りの直登ルートをヘロヘロになりながら登ること1時間。
 

ようやく水平歩道の始点にキター!!

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水平歩道は欅平から仙人谷までの約13kmを、標高約1100mの等高線に沿って切り開かれている。直線距離にするとそうたいした長さではないのだが、急峻な谷の多い複雑な地形に沿って造られているため、恐ろしく長い距離を歩いて行かなければならなくなっている。ちなみに下の地図は水平歩道の前半部。これだけ歩いてまだ半分なのだ(泣)

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ココで気合いを入れ直して、さぁ水平歩道よ、かかってこ~い!

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うぉぉ、心の準備をする暇もなくいきなり断崖絶壁じゃあ!

まず真っ先にイメージしたのが、「蜀の桟道」
すげーよココ、思ってた以上に高度感がある!やっぱ現場は写真で見るのとは違うねぇ♪

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崖をくり抜き、鉄板や木材で補強された細い道を歩く歩く。行きは常に左側が谷。(上の写真は振り返って撮った)
水平歩道はほぼ全域にわたって山側にワイヤーが張ってあるので、一応心情的に楽である。下の写真、右手でしっかりワイヤー持ってるでしょw
とはいえ、カラダを預けるには心許ない太さではあるが・・。

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幅1m弱の歩道を歩く歩く、とにかく歩く・・・30分経っても1時間経ってもずっとこんな感じw

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さすがに慣れてきて・・ちょっと飽きてきた(笑)
水平歩道の名の通り、アップダウンはほとんどないので体力的にはかなり楽だし、ちょっと気が緩んできたなぁ。

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いや、あぶないあぶない。緊張感が切れるとつまづいて転落ってことになるんで気は抜けない。

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まぁ対岸に広がる奥鐘山の大岩壁などダイナミックな景色は続くし、

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途中に小さな隧道(蜆谷)があったりとけっこう変化があるのでダレることは無かった。
なによりも左側(崖側)のスースー感というか解放感というか、このスリルが堪らんw
楽しすぎるぞ、この道♪

また、この辺りで2組のパーティーとすれ違った。どちらも剱岳からの下山組で、朝イチに阿曽原小屋を出たそうな。
結局この日、水平歩道ですれ違ったのはこの2組だけだったけどw

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それにしてもこの道、谷向こうの道はすぐ前に見えてるんだけど、谷があまりにも深くて歩いても歩いてもさっき見えた場所に着かない・・。
橋をかけたらあっちゅう間なんだけどなぁw

 

そんなこんなで水平歩道に入って順調に歩くこと1時間半、ついに志合谷に到着。
不安と緊張で胸の鼓動が速くなる。

実は今回の行程で心情的に一番イヤだった場所がココなのだ・・。

   

次回、勇気を振り絞って、独り漆黒の隧道に突入!

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東海道新幹線米原駅撮影

数日前に似たようなタイトルを見たなぁって方、それはデジャヴではありません(笑)

 

米原周辺をドライブしてたら、子供が「新幹線を見たい!」と言い出したのでそれならばと米原駅へ。

自分は乗り鉄ではあっても撮り鉄ではないのですが、せっかくカメラもあるし、先日のさんちゃんさんのブログにも若干触発されて(笑)新幹線の撮影に挑戦。ちなみに三脚なんてモノは持って来てませんw

う~ん、確かに目の前を高速で駆け抜けていく新幹線を取るのは難しい。

猛スピードで迫ってくる新幹線に、ワキを締めてレンズを向けてがむしゃらに撮った写真がコレです。もちろん、トリミング済みw

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700系(上り)

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N700系(上り)

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N700系(下り)

 

てかそれよりも、家に帰ってから撮った写真を確認したら車体が切れているモノばかりで、鉄道写真は車体が最後尾までキチンと入っていないとイマイチだということに初めて気づきました。奥が深い・・。

子供たちはといえば、「見たい見たい」と言っていた息子は高速で駆け抜ける新幹線の迫力に「怖い怖い」と耳をふさぎ、あまり乗り気じゃなかった上の娘が「速い速い!」と楽しそうにはしゃぐ始末w

思いつきで行った米原駅でしたが、結構楽しめました♪

 

さて、帰りがけに連絡橋から在来線ホームを見たら妙に人だかりが。

アレ?SLがいるじゃん!

なんと、今日はたまたまSL北びわこ号が運行される日だったようで、子供たちは想定外のSLまで見れて大興奮w

せっかくなんで、帰りがけに沿線で撮ってみました。レア物に弱いワタシ・・。

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これからは鉄道も追っかけようか、って気にはさすがになりませんでしたが、なかなか鉄撮りも奥が深いと感じた1日でした。

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仙人谷への道 【序章2】

序章2 ~入念な準備~

まずは山行の決行時期であるが、前述の通り水平歩道は7月下旬から10月までしか歩くことができない。
この短い期間の間に、山奥のダムを独りで静かに眺めたいがために以下の事を考慮して決行時期を9月初めの平日とし、有給休暇を申請した。
①下の廊下へ来る人たちの多くは、紅葉と十字峡を見ることを目的にしている。紅葉にはまだ早く、十字峡のある日電歩道も開通していないこの時期は比較的人が少ない。
(仙人谷より上流の日電歩道は、残雪のため毎年9月下旬まで通行不能)
②夏休みも終わり剱岳からの下山客も減るだろうし、欅平から阿曽原まで往復するなんて人は秘湯マニアくらいしかいないだろうw

・・しかしまさか全然人がいなくて小屋と歩道が貸切り状態になるとは思ってなかったんだけど(笑)

 

決行の日を9月第1週に定めた自分は、6月ごろから体力作りや装備の買い足しなど徐々に準備を進めていった。
その一環として、日永岳に登って散々な目に会ったのは前述のとおりw
でもこの日永岳登山の失敗おかげで山行に対する甘い考えを改め、しっかりとした情報収集と装備の準備を行うことができた。

 

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さてここで、水平歩道を歩くにあたって一般的な登山装備に加えて、必ず必要な装備と、あったほうがいい装備をあげておく。
あくまで参考までに。
1.必ず必要な装備
・ヘッドランプ(志合谷の隧道はコレが無いと絶対歩けない)
2.あったほうがいい装備
・手袋(歩道の山側には補助支持用のワイヤーが張ってある。軽く持ちながら歩かないと不安でしょうがないw)
・ホイッスル等(転落時に自分の位置を知らせるため。落ちた後に生きていればの話だけど・・)
・虫よけスプレー等(阿曽原温泉小屋は光の無い山奥にポツンとあるので、灯りに引き寄せられて虫がアホほどやってくる!全身刺されまくった(泣))
・スパッツ(意外に草が茂っているトコが多く、朝露でズボンがビタビタになる)
・ストック(欅平及び温泉小屋から水平歩道までの急登・下りはかなりキツいので、あると楽)

あと、歩行中は何度もカメラを出して絶景を撮影することになると思われるので、機動性を重視してカメラポーチをカラビナで胸の位置につけ、さらに落としても大丈夫なようにコードを取り付けた。(ちなみに写真下、蛍光緑のモノはホイッスル)

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紀伊国屋で2万5千分の1の地図を購入し、ついでに行程記録用のメモ帳も購入。
実は落下防止のためにスワミベルト(簡易安全帯みたいなもの)も買って行ったんだけど、全く使わず邪魔なだけだったのでコレは要らないと思う。

 

さぁ、準備はできた。休みも取れた!
決行日までの間、ネットにアップされた登山者の水平歩道記、「高熱隧道」、地図などを何度も何度も読んでテンションはどんどん上がるばかり♪ww

あとは決行当日の天気だけが心配・・。

                   ~次回ようやく本編w~

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仙人谷への道 【序章】

序章 ~黒部渓谷、下の廊下について~

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富山県を流れる黒部川。
その多くは奥深い急峻な山地を流れ、そこは黒部渓谷と呼ばれ昔から人を寄せ付けない秘境であった。
しかしその豊富な水量と大きな高低差から、早くから水力電源開発がされてきた。

その黒部渓谷のなかでも、欅平から黒部ダムまでの区間を「下の廊下」といい、その区間には電源開発のための移動用として、絶壁をくりぬいた歩道が作られている。

下の廊下のうち、欅平から仙人谷ダムまでの約12kmの歩道を「水平歩道」といい、大正時代に東洋アルミナムによって切り開かれた。
また、仙人谷ダムから黒部ダムまでの約17kmの歩道を「日電歩道」といい、大正から昭和にかけて日本電力によって切り開かれている。

この歩道、その名の通り高度差はあまりなくほぼ水平なのだが、断崖絶壁をくりぬいて作ったものなので幅は広くても1m。
そして谷側へ1歩足を踏み外すと、高さ数百m下までダイブできてしまうという超難ルートである。

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毎年冬になると、豪雪地帯である黒部渓谷は積雪により一般人の入ることのできない厳しい環境となる。
そしてその雪による雪崩や落石の影響で、毎年歩道は多くの損傷を受ける。

関西電力が黒部ダムを建設する際の条件として、この歩道を毎年整備することが義務付けられたため、春になり雪が溶けると歩道の整備が始められる。
しかし、整備には多くの時間と労力を要するために、例年水平歩道の開通は7月下旬、日電歩道の開通は9月下旬となっている。
そして、10月末には早くも黒部渓谷に初雪が降るため、歩道は閉鎖されることとなる。

1年のうち数ヶ月間しか通行できず1歩間違えれば命を失うこともある、「下の廊下」はそんな場所である。

さて、その下の廊下の中間地点に、関西電力の仙人谷ダムがある。
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このダムに行くには、ルートは4つしかない。
1番簡単に行けるのは、関西電力のトロッコ列車で高熱隧道を突っ切るルートである。
しかし一般人がそのルートで行くためには、毎回高倍率抽選となる関電主催の黒部ルート見学会に参加するしかなく、しかも見学会では仙人谷駅の停車時間が短いうえ、ダム正面の姿しか見ることができない。
残り3つは完全な登山ルートで、1つは黒部ダムから日電歩道を下ってくるルート、1つは欅平から水平歩道を登ってくるルート、そして1番キツいのが剱岳から仙人池を経由して仙人谷に降りてくるルートである。
これら3つのルートはどれも難コースで本格的な登山の装備が必要なうえに、間違いなく途中の阿曽原温泉小屋に1泊することになるので、しっかりとした準備が必要になってくる。

 

2009年初頭、何気に仙人谷ダムについてググッたら出てきた、下の廊下についての「登山者の」レポを見ていくうちにウズウズしてきたw
崖をくり抜いたコの字型の道。1歩間違えれば200mの崖下へ真っ逆さまというスリル。すげー楽しそう♪

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しかも近くの阿曽原には秘境の温泉があるという。
ダム好き、山好き、温泉好きの自分にとって、ココに行かねばどこに行く?という心境に(笑)
小説「高熱隧道」を買い、何度も読むごとに行きたい想いが大きくなる。行きたい、行きたい!

ということで、満を持して2009年9月に独りで水平歩道を歩いて仙人谷ダムまで行ってきました。
すっごくスリリングで楽しい山行でした♪

これからボチボチと、10話くらいかけて水平歩道と仙人谷ダムについてのレポをアップして行こうと思います。

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大陸のDAMたち

ナショナルジオグラフィックチャンネルで先月放送していた、中国の世界最大の水力発電ダム「三峡ダム」の特集を観た。
いやぁ、大陸のダムはスケールが違うねぇ。なんてったって川幅が比べ物にならない。
番組では三峡ダムの放流シーンもあったんだけど、・・コレはナマで見たい♪
長江の水が何列も並んで豪快にスキージャンプ! なんというスケールのデカさ!!

「こりゃ少し海の向こうも見てみんといかんぜよ。」

と、海岸に立って海の向こうを目を細めて見ながら思ったワケではないが(笑)、絶好のタイミングで、とある洋書が1/25に発売となったので買ってみた。

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その名もズバリ「DAMS」 アメリカのダムについての本である。
実を言うと自分は英語が全くダメなので、洋書を買うのには少し迷いもあったんだけど、アマゾン.comの書評に「建築家、技術者、デザイナー、および学生の好みに合うように編集されていますが、カジュアルな読者にとってもアクセスしやすいです」と書かれていたので、
こりゃ写真だけでも楽しめるかな?と勢いで購入(笑)

ちなみに定価は85ドル、アマゾン.comでは約60ドル。
もちろん、英語のスキルが無いので海外サイトで買うのは自殺行為。
ワンクリックで家まで送ってくれるアマゾン.co.jpで7100円で購入(爆)

そして先週土曜、1冊の本が海を越えて無事に「だむかん」と一緒に郵送されてきたw

うお!予想以上に大きくて厚い♪
まずはパラパラとめくってみる。
写真は全て白黒。古い写真ばかりで、最近造られたダムは紹介されていないようだ。
ちなみにアマゾン.comの紹介文には「460ページに800枚の白黒写真がある」と書かれていた。

もうね~、ページをめくっていくたびに気になる写真がいっぱい♪

まず眼にとまったのが大きな自由越流式洪水吐を持った大きな石積み重力式ダム、ニューヨーク州のクロトンダム。1906年施工で、高さ約300フィート、長さは約2200フィート。
・・1フィートって何メートルだっけ?(笑)

猛烈に行きたい! 行って、洪水吐上の橋から越流を眺めたい!
と思って調べてみたら、どうやら例の911以降、天端立入禁止になってしまったよう(泣)(US.Wiki情報)

他にもいろんなダムの写真があるけど、中でもマルティプルアーチ(バットレス?)ダムの多さが目を惹く。
まぁこれはこの本で紹介されているダムの多くが1900年代前半に造られたモノだからかなぁ、と。 あの頃はコンクリートも高かったしねぇ、と勝手に想像。
いや、英文は全く読めないからさっぱりわからんけどw

もひとつびっくりしたのが、あのフーバーダムの湛水前の湖側の写真。巨大な取水塔がまるハダカでど~んと! まさに塔!

すげーよこの本。少し迷ったけど、買って良かった~♪
これから時間をかけて、じっくり読んでいきたいと思います。

 

なお、この本の購入検討および購読にあたっては、エキサイト大先生のお世話になりっぱなしなのは言うまでもない(爆)

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