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日永岳山行記【第3話】

第3話 「何かが違う」

異変に気づいたのはハシゴから1時間くらい登ったあたり。
尾根伝いに獣道を辿って登っていたら、いつのまにか周囲の木々の赤いマーキングが無くなっていた。
でも上のほうを見ると、尾根伝いにちゃんと木が伐採してあって道のようになっている。
いちおう直登ルートがあるように見えるが、マーキングがないので不安になってきた。

ここで、「迷ったと思ったら元来た道を戻る」という鉄則に従い一旦下ることに。
10分くらい降りたらマーキングが復活。
で、もしかしたらここらへんで真横にトラバースする道があるんじゃないかと、周囲をウロウロと探索。・・・どこを見ても真横に延びる道らしきものはナシ。

結局、やはり踏み跡のある尾根直登ルートが正しいと判断し、再度登り返す。
う~ん、一旦降りてきたことでなんか少し損した気分w

そして30分くらい登ったところで、木々の間から隣の山のピークがひょっこり見えた。

301

そこで硬直。
・・・目的地である頂上付近に設置されている反射板が、なんと隣の山にある!

302

う~ん、やはり途中でルートを間違えたようだ。

ネット情報では途中にトラバース(横断)ルートがあるはずだったが、横断せずそのまま隣の山を登ってしまったようである。

ここで少し悩む。
この時、自分に「せっかくここまで苦労して登ってきたのに、引き返すのはあまりにももったいない」という心情が少なからずあったことは否めない。

ここまで登ってしまったからにはこの山のピークまで登ってそこから稜線沿いに隣の山に行ったほうが効率的だ。目的地の反射板は視界にしっかりあるし、あれを目指せば道に迷うことも無い。
前方にも木々を伐採した道はあるし、この様子だと頂上まで道は作ってありそうだ・・。
ということで、とりあえずこの無名山のピークを目指すことに。

303

ちなみにこの時いた場所から、今まで登ってきた道を撮ったのが上の写真
尾根伝いに木が伐採されて道になってるように見えるでしょ。

気合いを入れなおしてさらに登ること10分、またも愕然とする。

なんと前方に道が無くなってしまった!!
木々、藪、そして笹が生い茂り通せんぼ。頂上まであと少しなんだろうけどなぁ・・。

ここでまたも少し悩む。
エベレストのヒラリーステップまで登ってきて天候が悪化してきた時の心情とはこんなものなのだろうか?(笑)

そして自分の下した決断は・・・道が無いといえども藪を漕げばなんとか行けそうだし、もうすぐこの無名峰のピークなのは間違いない。ここは前に行ってみよう!

多少の開き直りもあり、そこからはガッツリ気合いを入れ、腰まである笹をかきわけ、木々の間をくぐり、ただ頂上を目指して必死に登って行った。
自分の判断が正しいと信じ、ただがむしゃらに・・。

     ~第4話 「取り返しのつかない過ち。そして奇跡」へ続く~

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コメント

無性に続きが気になる・・・
何か、「山さ行かねが」の雰囲気。

投稿: 宮島 | 2010年1月28日 (木) 04時27分

>宮島さん
ありがとうございます。
ただ失敗談なのですが、こうやって後日談が書ける身でよかったなぁ、と(笑)

さっそく「山さ行がねが」見てみました。
険道酷道好きな自分にはたまらない、すごく面白いサイトですね♪
しばらくこのサイトを読み耽りそうですw

投稿: ひろ@ | 2010年1月28日 (木) 20時39分

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